加湿器は「購入前にレンタル」が合理的な理由
毎冬、乾燥で喉風邪をひきます。
仕事を休み、病院へ行き、薬を飲む——。
この時間とコスト、健康への悪影響は、身軽な暮らしを目指す上で避けたいところです。
「今年こそ加湿器を導入しよう」と思いつつ、次の理由で先延ばしにしていました。
- 種類が多すぎて、どれがいいのかわからない
- 水の補給やタンク清掃がめんどくさそう
- 狭い部屋で置き場所・収納場所がない
- 冬の2〜3ヶ月のために買うのはもったいない
今年も対策をしていたものの、就寝中の乾燥で風邪をひき、拗らせてインフルエンザに。
そこでようやく、加湿器導入に向き合うことにしました。
とはいえ、超・狭小住宅では加湿器は場所をとる。
いきなり購入して「合わなかったら」痛い。
そこでまずはレンタルで試すことにしました。
ところが、また次の壁が。
レンタルサービスも多くて選べない。
この記事では、加湿器を扱う3つのレンタルサービスについて、
- 強み・弱み
- 向いている人
を整理してまとめています。
▼この記事がおすすめな人
- コンパクトな部屋に向くモデルを試したい
- 加湿器をまずレンタルで試したい
- どのレンタルサービスを使えばいいかわからない
- なるべく安く使いたい
比較するレンタルサービス3社
- ゲオあれこれレンタル(ゲオ)
- Air Closet MALL(エアクロ)
- Rentio(レンティオ)
結論
3社の違いは、取扱製品の幅、料金設計、貸出・返却方法の手間。
- 1製品をじっくり試したい人はゲオ
- 色々な家電を試してみたい人はエアクロ
- 今すぐ試したい、スピード重視派はレンティオ
各サービスの特徴
ここでは、次の項目で各サービスを比較します。
- 取り扱いメーカー
- 料金、最低レンタル期間
- 貸出・返却方法、到着スピード、送料
- 破損時・購入後の保証
- 新品/中古
取扱メーカー・料金の目安
ゲオあれこれレンタル
シャープ、パナソニック、象印、エペイオス、スイッチボット、BRUNO など6社。
種類は少なめですが、全方式(超音波/気化/ハイブリッド/スチーム)を安く試せるのが強み。
料金の目安
- 月額(最低3ヶ月):6,000〜10,000円
- 14泊15日:5,000円
レンタル後に購入も可能(市場価格の2〜3割引)。
一つのモデルを安く、長期間試したい人向けです。
エアクロモール
パナソニック、cado、バルミューダなど上位モデル中心。
ただし種類が少なく、人気機種は入荷待ちが多い。
料金の目安
- じっくりお試し(最短3ヶ月):10,000〜40,000円
- いつでも返却(月額サブスク):3,000〜12,000円
いつでも返却プランは、気に入らなければいつでも他商品(加湿器以外でもOK)に交換可能。
新品/中古の選択も可能。
レンタル後の購入もできます。
気軽に色々な家電を試してみたい人におすすめです。
レンティオ
象印、ダイニチ、パナソニック、シャープなど圧倒的に種類が豊富。
方式・加湿量の幅も広く、最も選択肢が多いサービス。
料金の目安
- ワンタイム(14泊15日):6,000円〜
- 月額(サブスク):2,000〜12,000円
月額(サブスク)は 最低利用期間があるため、自由な交換は不可。
その分、6ヶ月レンタル後には自動的に購入となります。
定価比ほぼ同額もしくはキャンペーンで半額で購入することも可能。
購入前提レンタル向きのサービスです。
貸出・返却方法、到着スピード
基本の流れは、
①商品とプランを選択 → ②決済 → ③商品到着 → ④送られてきた時の箱に詰めて返却
ですが
ここは3社のサービスが大きく異なるところ。
到着までの速さ
- レンティオ:最短翌日
- エアクロ:3〜5日
- ゲオ:1週間(信用審査があるため他社より時間がかかる)
到着後の手間
- レンティオ・エアクロ:届いてすぐ使える
- ゲオ:アプリで電子ロック解除が必要
返却方法
- ゲオ:宅配集荷
- エアクロ:コンビニ or 集荷
- レンティオ:コンビニ or 郵便局
送料はレンティオのみ全国無料。
他2社は北海道・沖縄など一部地域が有料。
タイプ別おすすめ
- 1機種をじっくり試したい → ゲオ
- とにかく急ぎ → レンティオ
- 手間を減らしたい→ エアクロ
新品と中古の違いと注意点
ゲオとレンティオは整備済み中古が中心。
前使用者の水垢・においが残る可能性があるため、
- 初日30分稼働
- タンク・水受け皿を熱湯消毒(クエン酸付属の場合あり)
が推奨されています。
一方、エアクロは中古/新品を選べます。
返却時の注意
3社とも「受け取った状態で返す」が基本。
水抜き・清掃が不十分だと弁償金(5,000〜30,000円)が発生します。
破損時の保証・購入後の保証
破損については3社ともレンタル料金内で保証あり。
ただし、レンタル後に購入した場合の保証期間が違います。
- ゲオ → 保証なし
- エアクロ → 1〜2年
- レンティオ → 短期プラン後の購入のみ1年
「レンタル→購入」を考える人はここを押さえておきましょう。
筆者はどうする?
奥深すぎる家電レンタルサービスを攻略する方法
今回比較してみて、加湿器選びより “レンタルサービス選びのほうが難しい” と感じました。
筆者の前提はこうです。
- 欲しい機能は「寝室を十分に加湿できること」だけ
- コストと手間のバランスで「気化式」が最適
- 冬の2〜3ヶ月だけ借りたい(=購入は考えていない)
この条件だと、
- 購入前提の料金設計のレンティオは除外
- エアクロの交換自由のサブスクは魅力だが、そもそも品薄が多い
となり、最終的には
ゲオあれこれレンタルで3ヶ月じっくり1機種を使うのが最適
という結論に達しました。
審査やロック解除など手間はあるが、
「冬だけ借りて返す」「気化式を試す」には一番フィットしています。
加湿器は加湿方式によって保守の手間や電気代が大きく異なり、買って後悔しやすい家電の一つ。
レンタルはその後悔を最小化するための選択肢として合理的です。
| サービス | 月額 | 短期 | 到着速度 | 交換自由度 | 新品 | 送料 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ゲオ | 6,000〜 | 5,000円 | 1週間 | × | 中古中心 | 一部有料 | 1機種を深掘り |
| エアクロ | 3,000〜 | なし | 3〜5日 | ◎ | 新品選べる | 一部有料 | 広く試したい |
| レンティオ | 2,000〜 | 6,000円〜 | 最短翌日 | △ | 中古中心 | 無料 | 即ほしい人 |
タイプ別お勧めサービス
▼ゲオがおすすめな人
- 3ヶ月プランは価格も高くない
- 加湿方式が一通り揃っている
- 審査は一回通ればあとは簡単
→ 1機種を深掘りしたい人向け
短期交換を求めない人には最強。
▼エアクロモールがおすすめな人
- 上位モデル中心で新品も選べる
- 交換の自由度が高い
- 返却の手間が少ない
→“生活の質”を重視したい人向け
いろいろな家電を試して最適解を探りたい人にはピッタリ
▼レンティオがおすすめな人
- 最短翌日お届け
- 種類が圧倒的に多い
- レンタル→購入のコスパ良し
→「今すぐ試したい」人向け
試して気に入ったら購入。気に入らなければ返却の柔軟性最強
◆ それでも迷う人
→ゲオがおすすめ。種類が少ないので選びやすい。加湿方式だけ決めればOKです。
▼加湿方式の選び方はこちらの記事にまとめています
・加湿器選びがストレスだった私がたどり着いた答え|見るべきは加湿量だけ。身軽に暮らすための加湿器選
◆ 気になる機種がたくさんある人
→レンティオのワンタイムプラン(14泊15日)なら、短期間で色々な機種が試せます。
◆ 季節家電を「買う」ことに躊躇している人
→エアクロのいつでも返却プランがおすすめ
秋冬は加湿器→春に空気清浄機→夏に除湿機とサブスクできます。
💬一言
加湿器選びより、レンタルサービス選びの方が難易度高い
3社の強み・弱みを知ると、自分に合うサービスが見える
▼今回比較した家電レンタルサービス
💡関連記事
・加湿器選びに迷ったのでレンタルを検討してみた。身軽に暮らすための加湿器選び①


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