アラフィフで「未経験・OJTなし」の仕事をする不安とは
この記事は、アラフィフにして「未経験・OJTなし」の仕事で、「ミスをしてしまうのではないか」と不安に押しつぶされている方向けの記事です。
同じ経験をした筆者が「ミスすることへの不安」との向き合い方についてまとめています。
4月に異動し、未経験の仕事をすることになりました。
しくじると多方面に影響が出る責任の重い仕事にも関わらず、引き継ぎもOJTもありませんでした。
同時期に配属された新入社員にはOJTがつきますが、アラフィフの私は放置。
「これ読んでください」と分厚いマニュアルを渡されて終わりでした。
OJTについて相談をしたこともありましたが、
「ベテランなんだからわからないことがあったら周りに聞いてください」
と言われました。
新人のOJTを盗み聞きしながら、
マニュアルにはない本質的なポイントがたくさんありそうだと感じ、
毎日冷や汗をかいていました。
周りの人はわからないことを聞けば教えてくれますが、
そもそも
自分が把握していないことは疑問にすら思えない
という状況。
このままでは絶対ミスをしてしまう。
でもどうしていいかわからない。
ゴールデンウィーク明けからだんだん眠れなくなりました。
このままではまずいと「不安」を掘り下げて、自分なりに解決の糸口を見つけました。
9ヶ月目になる現在、今も不安を抱えていますが以前ほどではありません。
辛かった主なポイントは
- 裁量なく、手順が細かく決まっている仕事
- 難易度が高く、量も多い
- ミスをすると責任が大きい
- ミスは組織ではなく担当者が全部対応
このような状況でしたが、
ミスをするのが当たり前
ミス対応は「余計な仕事」ではなく「通常業務の一つ」
そう発想を転換したことで、心が一気に軽くなったのです。
ここからそのプロセスを説明します。
ミスしたら仕事が増えると不安?掘り下げれば解決策が見える
仕事は中・長期の仕事です。
例えば、今のミスが露呈するのは半年以上先です。
合ってるか自信がない
何かミスしてるに違いない
半年後が怖い
と毎日憂鬱でした。
私には効果がなかった不安対処法
- 今は不安について考えない時間と決める
- 不安について考える時間は1日10分まで決める
不安がある以上どうしても考えてしまうのです。
私のストレス源は、
- 失敗してしまうこと
- 人に迷惑をかけてしまうこと
- 評価が下がること
ではなく、
- ミスによって「余計な仕事」が生じること
- それがどれくらいの量や難易度の仕事なのか明確に把握していないこと
- ミス対応で忙殺され、心身ともに疲労するのではないかという妄想
に取り憑かれていたことでした。
思い切って同僚に「ミスしたらどうなるのか」確認したところ、
答えはシンプルでした。
「影響を与えた人への謝罪とミスの修正」
やることはたった2つ。
この部署でミスはよくあることでミスが修正できるんだと気がつきました。
ミスの修正がどれくらいの作業ボリュームとスケジュール感なのか、
まだピンと来ていませんが、それを聞いて肩の力が少し抜けました。
「ミス」も「ミス対応」も通常業務として捉えよう
難しく、責任重大な仕事にも関わらず、まともに「未経験・OJTなし」で
ミスをしないのはかなり無理がある。
今の仕事は、「ミス前提で設計されている仕事」そう考えた瞬間、全てが腑に落ちました。
そうなると、私が恐れている「ミスの処理」も「余計な仕事」ではなく、通常業務のうちなのだと思えるようになりました。
万が一、ミスしていなかったら仕事が減ってラッキー
そう考えたら不安が少し軽くなりました。
今まで働いてきて、ミス前提の部署というのは初めてで目からウロコでした。
※ここで言う「ミス前提」とは、いい加減にやるということではなく、
修正可能な設計になっている仕事だ、という意味です。
筆者が実践した結果
私は現在、手探り状態にも関わらず、ミスをしないように戦々恐々するのはやめました。
- ミスをするのがデフォルトの仕事の設計
- ミスの対応も通常業務
毎日100点を目指すのではなく赤点ギリギリ取れればいい、と思っています。
私の仕事の結果がわかるのはまだ半年先です。
その時に盛大にミスしていたとしてもそれも織り込み済み。
淡々と対応します。
ミス対応も間違えてしまったら、また粛々と修正するのみです。
また半年後の結果についてこのブログでご報告できたらと思います。

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