羽毛布団リフォームの選び方〜西川と昭和西川を実店舗で比較〜

寝具レビュー

夏から秋の変わり目にダニに刺されるようになり寝具の管理を見直すことにしました。

マットレスは布団乾燥機で両面を加熱、シーツと布団カバーはドラム式洗濯機で高温乾燥。長年愛用してきた西川の羽毛布団は、これまで近所でクリーニングに出していましたが、いろいろと調べてみると「羽毛布団リフォーム」というサービスに行き当たりました。

ネットで調べると「羽毛布団リフォーム」を扱う会社はいくつかあります。 その中でも特に目についたのが「昭和西川」と「西川」。 名前が似ているけれど別会社で、どちらも羽毛布団で有名です。 せっかくなら両方を比較してみようと、それぞれの店舗に相談の予約を入れました。

🏷 昭和西川と西川、どう違う?

ネットで調べると、「羽毛布団リフォーム」を扱う会社はいくつかあります。
その中でも特に目についたのが「昭和西川」と「西川」。

名前は似ていますが、実は別会社。どちらも羽毛布団で有名です。

「西川」は江戸時代から続く老舗の布団屋。
昭和になって、製造部門が独立してできた会社が「昭和西川」です。
「西川」は営業部門が中心となっているそうです。

今回は、昭和西川の実店舗と百貨店に入っている西川ショップの2店舗に予約を入れて比較してみました。
事前に電話で確認したところ、どちらも「布団の持ち込みは不要。タグ写真があれば大丈夫」とのことでした。

🪶 そもそも「羽毛布団リフォーム」って何をするの?

リフォームの工程は次のとおりです。

  1. 布団を工場へ送る
  2. 羽毛を取り出して洗浄し、ふんわり復活
  3. 劣化した羽毛を除去
  4. 新しい羽毛を補充
  5. 新しい側生地に詰め直して完成

新品同様に近い状態に戻せるのが、リフォームの魅力です。

💰 昭和西川と西川の比較。 費用はいくらかかるの?

同じ“西川”でも、会社もサービスも違います。ざっくり比較すると次のとおり

項目昭和西川西川ショップ
持ち込み不要(タグ写真のみ)不要(タグ写真のみ)
プラン4つ。工場で洗浄・補充した後、必要に応じて足し羽毛羽毛・生地・キルトを選べるカスタム式
側生地綿100%中心(番手ごとにランクあり)綿・ゴアメンブレンなど高機能生地あり
料金目安基本料金24,800円〜96,800円+足し羽毛料金(工場判断)30,800円〜(羽毛・生地・キルトで変動)
納期約1.5ヶ月約2ヶ月
メリット・シンプルで分かりやすいコース設定
・自社の工場で洗浄
・カスタマイズできる
・料金体系が明確
デメリット足し羽毛の量が工場判断で料金が不透明工期がやや長い

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リフォームには最大2か月かかるため、
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価格差の要因

価格を左右するポイントは以下のように繊細で奥深いものです。

ダウンパワー(dp)

羽毛のふくらみを表す単位。大きいほど暖かく軽い。

  • 350〜390dp:標準的(秋〜冬向け)
  • 400dp以上:高品質で保温性が高い
  • 440dp以上:最高級品(寒冷地・寒がりな人向け)

羽毛の種類

ダック(アヒル)<グース(ガチョウ)<マザーグースの順に高品質。

原産地

ポーランド、ハンガリー、シベリアなど、寒い地域の羽毛ほど暖かく高級。

側生地

ポリエステルより綿100%の方が通気性が高く、番手が上がるほど柔らかく体にフィット。
綿は「呼吸する素材」なので蒸れにくい。

キルト

マス目が多いほど羽毛が偏りにくく、仕上がりも高級。

🪶 私の布団スペックと診断結果

私の羽毛布団のタグに書かれたスペックは以下の通りでした。

  • 詰め物重量:1.3kg
  • ダウン85%・フェザー15%
  • 側生地:綿100%(シングルサイズ)

昭和西川のスタッフによると、羽毛は「おそらくダック」とのことでした。

見積もりは昭和西川・西川ショップともに3〜7万円前後
ただし、私の布団は30年以上使用しており、
「リフォームしても元の品質には戻らず、延命措置的になる」と両社から説明を受けました。

つまり、少しお金を足して新しい布団を買った方が
QOL(生活の質)も上がり、コスパも良いという提案。

実際、店舗で最新の羽毛布団を試すと、軽くて暖かく、体にふんわりフィット。
「これは買い替えもありかも…」と心が揺れました。

🧐羽毛布団リフォームか購入か

昭和西川と西川の実店舗で、店員さんにリフォームについて教えてもらい、新しい羽毛布団を試した結果、羽毛布団をリフォームするか購入するか迷うことになりました。

同じように迷っている方に向けて、それぞれのメリット・デメリットと判断基準を考えてみました。

🟢リフォームのメリット・デメリット

  • 納期が約2か月かかるのはデメリット。
  • 昭和西川・西川とも、職人さんによる丁寧な手作業で工程が進められる
  • 側生地交換・羽毛の洗浄・追加など、個別の要望に対応できる

🟡購入のメリット・デメリット

  • 新品の羽毛布団は、軽くて暖かい“空気をまとうような”着心地。睡眠の満足度が上がる
  • 羽毛布団は毎年値上がりしており、買うなら早い方が良い
  • 価格はリフォームの2倍以上になる可能性大

📌買い替えか、リフォームか

今の布団に不満がない → リフォーム
洗浄+羽毛の復元で「ふっくら」が復活。側生地も新品になり愛用品が再生。

暖かくない・重い → 買い替え
羽毛が劣化している可能性があるので、リフォームで延命するよりも買い替えた方が長期的にコスパ良し。

店頭で新品の軽さに心を動かされた → 買い替え
毎日の睡眠の質が大きく変わる!と確信できたときが買い替えのベストタイミング。

✅まとめ

  • 羽毛布団リフォームの費用は3〜7万円前後 
  • 昭和西川のリフォームはコース、西川のリフォームは自由設計型
  • 30年以上使用なら、リフォームより買い替えも検討
  • 新品の軽さ・暖かさは別格
  • 最終判断は「寿命+価値観+予算」

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