20代のころから20年以上支払い続けたがん保険を先日解約しました。
理由は、高額療養費制度と貯金があれば備えは充分だからです。
不安の代償は60万円
20代の頃、「がん家系だから」という理由で、内容も読まずに加入した月4,000円のがん保険
FIRE(早期リタイア)を見据えて家計を冷徹に検分した結果、導き出した結論は「完全なる無駄」でした。
これまで垂れ流した保険料は、累計60万円。
人生を身軽にするため、私はこの「安心という名の思考停止」を損切りしました。
がん治療の「底」は見えている
がん保険はなぜ不要なのか?
日本の公的保険(高額療養費制度)が最強だからです。
- 治療費の上限: 一般的な年収(区分ウ)なら、月額の自己負担は約9万円。
- 4ヶ月目以降: 「多数該当」により、月額は約4.4万円まで下がります。
- トータルコスト: 2.4年の通院・治療を想定しても、自己負担は約150万円で収まる計算です。
さらに、私がセミリタイア後の潜伏先として狙っている「マクドナルド」の健保なら、
付加給付で自己負担は月3.5万円程度まで圧縮されます。
この「底」が見えているリスクに、毎月せっせと貢ぎ続ける意味があるでしょうか?
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先進医療という名の「宝くじ」
「最先端の治療が受けられる」という甘い言葉。
ですが、加入前に「陽子線治療ができる病院が近所にいくつあるか」数えたことがありますか?
日本に数えるほどしかない施設に通うコストや確率を考えれば、保険会社に手数料を中抜きされるより、自分で現金を積み上げておくほうがよほど誠実です。
保険証券より「S&P500」
解約して浮いた資金は、すべてS&P500に叩き込みます。
- 保険: 保険会社が「OK」と言わなければ1円も出ない不自由なお金。
- 資産: 医療費にも、旅費にも、生活費にもなる自由なお金。
もし20年前からこの4,000円を積み立てていれば、平均7%の利回りで今頃200万円を超えていたかもしれません。
FIRE生活を支えるのは、不安を煽る保険証券ではなく、冷徹な計算で積み上げた「現金」と「投資信託」です。
こうして私は、60万円の「不安代」を損切りし、本当の意味での身軽な暮らしを手に入れました。
人生を重くしているのは、物理的なモノだけではありません。未来への恐怖で膨らんだ「不要な契約」こそ、真っ先に捨てるべき贅肉です。

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