テンピュール電動ベッドで「快適さ」と「身軽さ」のバランスについて考える。

寝具リニューアルから暮らしの再構築へ

昭和西川、NELL、コアラ──。
数々のマットレスを見て回ったあと、最後にたどり着いたのがテンピュール銀座ショールームでした。

マットレスを試しているうちに、スタッフの方が「よければこちらも体験してみますか?」と案内してくれたのが、テンピュールの電動ベッド。

電動ベッドといえば「介護用品」というイメージしかなく、そんな機能は必要なのか?と正直思っていました。
でも、実際に体験してみたら「電動ベッドがほしい」という気持ちが芽生えていました😅

⚙️ テンピュール電動ベッド

体験したのは、2つのモデル。

  • ゼロジー コレクション
  • エルゴ スマート

どちらも、リモコンひとつで背もたれや脚の角度を自由に調整できるタイプです。

テンピュール電動ベッドの魅力

1️⃣ リクライニング角度の精度が異常に高い

「もう少し背中を上げたい」「足だけ少し上げたい」
そ「もう少し背中を上げたい」「足だけ少し上げたい」
そんな微調整が、驚くほどスムーズにできます。

  • 自分に合う姿勢に近づけやすい
  • 読書や映画鑑賞がしやすい
  • よく使う姿勢を保存できる

角度が変わると、同じマットレスなのにまったく別物に感じました。
普段は、枕やクッションを調整しても“理想の角度”を作るのがむずかしいのですが、
テンピュールは、少しずつ調整していくうちに「ちょうどいい」を見つけられそうです。

それを記憶させておけば、次からはボタンだけでピタッと決まるのが電動ベッドならでは。
ラクな体勢をいつでも取れるのは魅力です。

2️⃣ Zero−G ゼロジー(無重力ポジション)

脚の部分が上がって、体がラクだと感じられる姿勢にボタンひとつで切り替わります。

私は体がふっと軽くなったように感じました。
寝る前に気持ちがほどける時間になりそうです。

3️⃣ バイブレーション機能

この機能が、とにかく衝撃的。
背中や脚など、部位ごとに軽い振動を加えられます。

面白かったのは、部位ごとに強さや場所を変えられること。
背中だけ…脚だけ…と切り替えていくと、
「今日はここがつかれているんだ」と気づけました。

振動はあくまで“さりげない”レベルで、
マッサージ機のガタガタ感とはまったく違います。
電車で揺られているときのような、心地よい小さな振動です。

脚と背中に振動を感じているうちに、余計な力が抜けていく感覚がありました。
くたくたに疲れた日の寝る前に、一息つきたいときに良さそうです。
(※感じ方には個人差があります)


🩺 電動ベッドは“介護用品”だけじゃない

体験して強く感じたのは、

「これは介護用ではなく、現代の生活を支えてくれる設備だ」

ということ。

姿勢を少し変えるだけで、リラックスし気持ちがラクになる瞬間があります。
横になって過ごす時間の質が、ぐっと高まりそうです。

「在宅ワークで使っている人もいる」と聞き、
使い方は思っていた以上に広いと感じました。

💭 理想と現実のあいだで

ただし、ハードルもあります。

  • ゼロジー スーペリア:297,000円〜
  • エルゴ スマート:396,000円〜
    (※マットレスと合わせると50〜60万円ほど)

寿命は7〜10年程度の電化製品。
重量はマットレス込みで70kg前後。
設置や解体には専門業者が必要です。
模様替えも一苦労。

理想的な寝心地でも、
“身軽に暮らしたい”という私の生活の軸とは真逆です。

快適さを追い求めるほど、
暮らしが重くなる——そんな矛盾を強く感じました。

🌿 結論:今はまだ「快適より、身軽さ」

テンピュールの電動ベッドは、間違いなく理想的。
包まれる安心感と体圧分散のバランス、
そして細部の操作性は本当にすばらしいと思います。

でも今の私のライフスタイルには、まだ早い。

「快適を求めること」と「身軽に暮らすこと」は、
ときに反対方向を向いている。

そう気づけたのも、この体験のおかげです。

🪞 教訓ひとこと

寝具は「快適さ」より「暮らしとの調和」。
快適を追いすぎると、暮らしが重くなることもある。

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